B級手品師(日常編)

青森、手品、新聞投稿など綴ります~

浄土真宗の教え ※読売新聞(青森版)令和4年6月24日(金)付

 

 トンボ(蜻蛉)が飛び交う季節となりました。以前、「心に響いた言葉」というテーマにおいて、「とんぼ安心(あんじん)」について投稿しました。斬新な言葉です。

 トンボの習性といってよいのか分かりませんが、「トンボは前にしか進めない」というイメージが私にはあります。家の中に入って来た(迷って来た)トンボが、外へ出ようと、前へ前へと(頑なに)ガラス戸に体当たりし続けている光景を何度も見ているからです。そのうち、力尽きてしまうケースもあります。

 そんなトンボに注目して、藤原正遠(浄土真宗の僧侶)は、「とんぼ安心」という言葉を生み出したのでしょう。